高校英語(文法-分詞構文)  メニューに戻る

 分詞構文(分詞構文の作り方)
分詞構文とは、接続詞を用いた文の接続詞を消して、その代わりに分詞(主に現在分詞)を用いた文です。

例えば、接続詞を用いた文とは以下のような文です。

As he is sick, he is in bed. 「彼は病気なので、今ベッドにいます。」

この文は、接続詞As「~ので」により2つの文he is sickとhe is in bedが繋げられています。

この文の接続詞Asを消して、動詞のisを現在分詞のbeingに変えると以下のように分詞構文になります。
意味は、上の文と全く同じです。

Being sick, he is in bed.

この時、he is sickのheは、he is in bedの文でも用いられており2回繰り返す必要はないので消去します。

接続詞を用いた、As he is sick, he is in bed.から、
分詞構文Being sick, he is in bed.への書き換え手順は以下の通りです。


1.接続詞を消す。

2.主語が同じ場合は消す。

3.動詞を現在分詞(~ing)にする。

2と3については、必ず接続詞にくっついている方の文に対して行います。

これは、分詞構文の中で一番基本的な形です。

分詞構文には、この基本形の他に主語が異なる分詞構文、否定の分詞構文、
時制の異なる分詞構文、受動態の分詞構文という形があります。

 分詞構文(独立分詞構文)
独立分詞構文(2つの文の主語が異なる分詞構文)について解説します。

分詞構文とは、接続詞を用いた文の接続詞を消して、
その代わりに分詞(主に現在分詞)を用いた文です。

例えば、接続詞を用いた文とは以下のような文です。

As he knew the truth, he told it to me.
「彼は真実を知っていたので、私にそれを教えてくれた。」

この文は、接続詞As「~ので」により2つの文he knew the truthとhe told it to meが繋げられています。

この文は、以下の手順で分詞構文に書き換えることができます。

1.接続詞を消す。

2.主語が同じ場合は消す。

3.動詞を現在分詞(~ing)にする。

この書き換えは、必ず接続詞にくっついている方の文に対して行います。

そして、上の文を分詞構文に書き換えると以下のようになります。
意味は、上の文と全く同じです。

Knowing the truth, he told it to me.

これは、分詞構文の中で一番基本的な形で、
ここでは2つの文の主語が異なる分詞構文(独立分詞構文)について解説していきます。


まず、以下の接続詞を用いた文をみてみましょう。

When I saw him, he was sleeping in his room.
「私が彼を見た時、彼は部屋で寝ていました。」

この文では、接続詞Whenにくっついた文の主語がI、後ろの文の主語がheと2つの文の主語が異なります。

この場合、分詞構文に書き換える手順は以下のようになります。

1.接続詞を消す。

2.接続詞にくっついた文の主語が、もう1つの文の主語と異なる場合はそのまま残す。

3.動詞を現在分詞(~ing)にする。

実際に、上の例文を分詞構文に書き換えてみると、Whenを消し、Iはそのまま残し、sawはseeingとなります。

よって、分詞構文は以下のような文になります。

I seeing him, he was sleeping in the room.

Iはそのまま同じ場所に残すので、この場合文の先頭にきます。

また、接続詞にくっついた文のみを書き換えるので後ろの文はそのままです。

2つの文の主語が異なる分詞構文は、独立分詞構文と呼ばれます。
 分詞構文(否定の分詞構文)
分詞構文とは、接続詞を用いた文の接続詞を消して、
その代わりに分詞(主に現在分詞)を用いた文です。

例えば、接続詞を用いた文とは以下のような文です。

As he was sick, he was in bed.
「彼は病気だったので、ベッドに(ベッドで寝て)いました。」

この文は、接続詞As「~ので」により2つの文he was sickとhe was in bedが繋げられています。

この文は、以下の手順で分詞構文に書き換えることができます。

1.接続詞を消す。

2.主語が同じ場合は消す。

3.動詞を現在分詞(~ing)にする。

この書き換えは、必ず接続詞にくっついている方の文に対して行います。

そして、さきほどの接続詞を用いた文を分詞構文に書き換えると以下のようになります。
意味は、上の文と全く同じです。

Being sick, he was in bed.

これは、分詞構文の中で一番基本的な形で、ここでは否定の分詞構文について解説していきます。

まず、以下の接続詞を用いた文をみてみましょう。

As he was not busy, he went out with his friend.
「彼は忙しくなかったので、友達と出かけました。」

この文では、接続詞Asにくっついた文が否定文になっています。

この場合、分詞構文に書き換える手順は以下のようになります。

1.接続詞を消す。

2.主語が同じ場合は消す。

3.否定語notやneverは~ingの前に残す。

4.動詞を現在分詞(~ing)にする。

実際に、上の例文を分詞構文に書き換えてみると、
Asとheを消し、wasはbeingとなりbeingの前に否定語notを置くので以下のような文になります。

Not being busy, he went out with his friend.

否定語notのみが、~ingの前に置かれることに注意しましょう。

また、接続詞にくっついた文のみを書き換えるので後ろの文はそのままです。
 分詞構文(2つの文の時制が異なる分詞構文)
まず、以下の接続詞を用いた文をみてみましょう。

As I finished the work, I am satisfied now.
「私はその仕事を終えたので、今満足しています。」

この文では、接続詞Asにくっついた文の時制が過去(finished)、
後ろの文の時制が現在(am)と2つの文の時制が異なります。

時制が異なるとは、厳密には接続詞にくっついている文の時制がもう1つの文の時制より1つ古い場合です。

この場合、分詞構文に書き換える手順は以下のようになります。

1.接続詞を消す。

2.主語が同じ場合は消す。

3.動詞をHaving + 過去分詞の形にする。

ここで、なぜHaving + 過去分詞という形を用いるかについて解説します。

As I finished the work, I am satisfied now.

この文で、finishedという動詞をfinishingにしてしまうと、
I amという文の時制と同じ現在ということになりfinishedと時制が過去ということを表せません。

また、過去だということを表したいからといって、過去形のfinishedにingを付けることもできません。

そこで、I am ~ という文の時制(現在)より1つ古い時制(過去)を表す印として「having + 過去分詞」という形を用います。

実際に、上の例文を分詞構文に書き換えてみると、
AsとIを消し、finishedの部分はHaving finishedとなります。
よって、分詞構文は以下のような文になります。

Having finished the work, I am satisfied now.

接続詞にくっついた文のみを書き換えるので後ろの文はそのままです。

時制が1つ古いという組み合わせには、
「過去と現在」以外に「現在完了と現在」、「過去完了と過去」があります。


例えば、以下の文は、接続詞にくっついた文に現在完了形(have lived)、
もう1つの文に現在形(can)が用いられています。

As I have lived in America for ten years, I can speak English.
「10年間アメリカに住んでいるので、私は英語を話せます。」

現在完了形は、過去と今が繋がっている(過去を含んだ今)ので現在形より1つ古い時制と考えます。
よって、この文を分詞構文に書き換えると以下のようになります。

Having lived in America for ten years, I can speak English.

右側の文の時制(現在)より1つ古い現在完了形だということを表すために、
分詞はHaving livedという形になります。


最後に、以下のような過去完了形と過去形が用いられた文をみてみましょう。

Though I had met her, I didn't notice her at the party.
「私は彼女に会ったことがあったけれど、パーティーで彼女に気づかなかった。」

過去完了形は、過去より前の時と過去が繋がっているの(過去よりさらに前の過去を含んだ過去)で過去形より1つ古い時制と考えます。
よって、上の文を分詞構文に書き換えると以下のようになります。

Having met her, I didn't notice her at the party.

右側の文の時制(過去)より1つ古い過去完了形だということを表すために、分詞はHaving metという形になります。
 分詞構文(受動態の分詞構文)
以下の接続詞を用いた文をみてみましょう。

As I was hit by him, I was very angry.
「私は彼に殴られたので、私はとても怒りました。」

この文では、接続詞Asにくっついた文の部分が受動態(was hit「殴られた」)になっています。

この場合、分詞構文に書き換える手順は以下のようになります。

1.接続詞を消す。

2.主語が同じ場合は消す。

3.動詞を(being) + 過去分詞の形にする。

受動態の形は「be動詞 + 過去分詞」でbe動詞のing形はbeingなので分詞構文の場合being + 過去分詞という形を用います。

よって、上の例文を分詞構文に書き換以下のような文になります。

Being hit by him, I was very angry.

接続詞にくっついた文のみを書き換えるので後ろの文はそのままです。

そして、受動態の分詞構文では以下のように「being + 過去分詞」のbeingを省略することもできます。

Hit by him, I was very angry.

よって、受動態の分詞構文は過去分詞で始まることがあります。
 分詞構文(分詞構文への書き換え[応用])
これまでに、分詞構文の基礎、主語が異なる分詞構文、否定の分詞構文、時制の異なる分詞構文、受動態の分詞構文について解説してきました。

それぞれ別々に、接続詞を用いた文から分詞構文へ書き換える手順を解説してきましたが、
全てに対応した書き換え手順があります。

ここでは、どの形にも使える分詞構文への書き換え手順について解説します。

分詞構文に書き換える手順は以下のようになります。

1.接続詞を消す。

2.主語が異なる場合はそのまま残す。主語が同じ場合は消す。

3.否定語not、neverはingの前に残す。なければ3は飛ばします。

4.接続詞を用いた文の時制が1つ古い時は having + 過去分詞の形にする。
  ※時制が同じ場合は動詞を通常のing形(現在分詞)にする。

5.接続詞を用いた文が受動態の時は、(being) + 過去分詞の形にする。
  ※4と5両方に当てはまる時は、(having been) + 過去分詞の形にする。

また、受動態が絡んでいる場合(4と5)、beingやhaving beenは省略できます。

上の手順を用いて、以下の例文を分詞構文に書き換えてみましょう。

As the letter wasn't sent to her, she doesn't know the fact.
「その手紙が彼女に送られてこなかったので、彼女はその事実を知りません。」

1.接続詞Asを消します。

the letter wasn't sent to her, she doesn't know the fact.

2.主語が異なるので、the letterをそのまま残します。

The letter wasn't sent to her, she doesn't know the fact.

3.否定語notがあるので、そのまま(ingの前に)残します。

The letter not sent to her, she doesn't know the fact.

4+5.接続詞を用いた文の時制が1つ古く、さらに受動態になっているので、
having been + 過去分詞の形を用います。

よって、分詞構文は以下のようになります。

The letter not having been sent to her, she doesn't know the fact.

接続詞にくっついた文のみを書き換えるので、後ろの文はそのままです。

さらに、受動態の分詞構文では以下のように「having been + 過去分詞」のhaving beenを省略することもできます。

The letter not sent to her, she doesn't know the fact.

よって、受動態の絡んだ分詞構文の時は上の文のように現在分詞でなく過去分詞で始まることがあります。
 分詞構文の訳し方(分詞構文の訳し方[基礎])
例えば、以下のような分詞構文があったとします。

Being sick, he is sleeping in bed. 「彼は病気なので、ベットで寝ています。」

右側の文は文全体が書かれているので日本語に訳しやすいと思いますが、
左側の文は省略されている部分があり意味が分かりにくいと思います。

上の分詞構文のもとの文は、以下の通りです。

As he is sick, he is sleeping in bed.

この文なら欠けている部分がないので、日本語に訳しやすいと思います。

よって、分詞構文を日本語に訳すには、
以下の分詞構文への書き換え手順を使ってもとの文に戻す必要があります。


1.接続詞を消す。

2.主語が異なる場合はそのまま残す。主語が同じ場合は消す。

3.否定語not、neverはingの前に残す。なければ3は飛ばします。

4.接続詞を用いた文の時制が1つ古い時は having + 過去分詞の形にする。
  ※時制が同じ場合は動詞を通常のing形(現在分詞)にする。

5.接続詞を用いた文が受動態の時は、(being) + 過去分詞の形にする。
  ※4と5両方に当てはまる時は、(having been) + 過去分詞の形にする。

また、受動態が絡んでいる場合、beingやhaving beenは省略できます。

これは通常の文から分詞構文への書き換えの手順ですが、
分詞構文を訳す時には、2から5を先に考え、最後に接続詞を考えます。

以下の文を手順を用いてもとの文に戻してみましょう。

Being sick, he is sleeping in bed. 「彼は病気なので、ベットで寝ています。」

2.主語が消されているので主語はHe

He being sick

3.否定語はないのでこの手順は無視します。

4.beingとing形を用いているので時制は右の文と同じ。

He is sick

5.受動態(being + p.p.)ではないのでこの手順は無視します。

1.できあがったHe is sickとHe is sleeping in bedをつなぐのに適する接続詞は
  「~なので」の意味を持つAs(Because)。

よって、もとの文は以下のようになります。

As he is sick, he is sleeping in bed.

そして、意味は「彼は病気なので、ベットで寝ています。」だと分かります。
 分詞構文の訳し方(分詞構文の訳し方[応用])
分詞構文は接続詞など省略されている部分が幾つかあり、
そのままでは日本語に訳しにくいと思います。

よって、分詞構文を日本語に訳すには、以下の分詞構文への書き換え手順を使ってもとの文に戻す必要があります。

1.接続詞を消す。

2.主語が異なる場合はそのまま残す。主語が同じ場合は消す。

3.否定語not、neverはingの前に残す。なければ3は飛ばします。

4.接続詞を用いた文の時制が1つ古い時は having + 過去分詞の形にする。
  ※時制が同じ場合は動詞を通常のing形(現在分詞)にする。

5.接続詞を用いた文が受動態の時は、(being) + 過去分詞の形にする。
  ※4と5両方に当てはまる時は、(having been) + 過去分詞の形にする。

また、受動態が絡んでいる場合、beingやhaving beenは省略できます。

これは通常の文から分詞構文への書き換えの手順ですが、
分詞構文を訳す時には、2から5を先に考え、最後に接続詞を考えます。

ここでは、主語の異なる場合と否定の分詞構文の訳し方を解説します。

以下の分詞構文を日本語に訳してみましょう。

He not telling the truth, she was angry.

この文を以下の手順でもとの文に戻していきます。

2.主語Heがingの前に置かれているので、もとの文の主語もHe。

He not telling the truth

3.否定語notがingの前に置かれているので、もとの文は否定文。

He [doesn'tまたはdidn't] tell the truth

4.tellingとing形を用いているので時制は右の文と同じ。

He didn't tell the truth

5.受動態(being + p.p.)ではないのでこの手順は無視します。

1.できあがった以下の2つの文をつなぐのに適する接続詞は、
「~なので」の意味を持つAs(またはBecause)となります。

He didn't tell the truth「彼は本当のことを言わなかった」

She was angry「彼女は怒った」

よって、もとの文の形と意味は以下のようになります。

As he didn't tell the truth, she was angry.
「彼が本当のことを言わなかったので、彼女は怒りました。」

もう1つ、時制の異なる場合と受動態の分詞構文の訳し方を解説します。

以下の分詞構文を日本語に訳してみましょう。

Having been told a lie by her, he is angry now.

この文を以下の手順でもとの文に戻していきます。

2.ingの前の主語が消されているので、右の文の主語と同じ。

He having been told a lie by her

3.否定語は置かれていないので、この手順は飛ばします。

4.Having + 過去分詞なので、時制は右の分より1つ古い過去となります。

5.been p.p.と受動態となっているので、もとの文は受動態となります。

Having been p.p.という形の場合4と5は同時に考え、
この場合過去形の受動態であることが分かります。

He was told a lie by her

1.できあがった以下の2つの文をつなぐのに適する接続詞は、
「~なので」の意味を持つAs(またはBecause)となります。

He was told a lie by her「彼は彼女に嘘をつかれた」

he is angry now.「彼は今怒っている」

よって、もとの文の形と意味は以下のようになります。

As he was told a lie by her, he is angry now.
「彼女に嘘をつかれたので、彼は今怒っています。」
 分詞構文の慣用表現(分詞構文の慣用表現)
分詞構文の慣用表現には以下のようなものがあります。

generally speaking 「一般的に言えば」

frankly speaking 「率直に言えば」

strictly speaking 「厳密に言えば」

judging from ~ 「~から判断すれば」

considering ~ 「~のわりには」

concerning ~ 「~に関して」

talking of ~ 「~と言えば」

according to ~ 「~によれば」

supposing ~ 「~と仮定すれば」

これらは、熟語のように暗記してしまいましょう。

使い方は、文章の前において文に意味を付け加えます。

以下に幾つか例文をあげておきます。

Generally speaking, we hope peace.
「一般的に言うと、私達は平和を望んでいる。」

Judging from his face, he seems to be Korean.
「彼の顔から判断すると、彼は韓国人のようだ。」

Talking of fruits, I like apples.
「果物と言えば、私はりんごが好きです。」