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 can(助動詞can 可能&能力「~できる」)

canは助動詞と呼ばれ、文中で動詞の前に置いて、
動詞に意味を加えます(だから動詞を助けると書いて助動詞!)。


それでは、まず以下の文をみてみましょう。

He plays tennis. 「彼は、テニスをします。」

この文は、通常の現在形を用いた文で「彼がテニスをする」という現在の事実を表しているだけです。

次に、「彼は、テニスをすることができる」という文を作ってみましょう。

ここで、play「~する」に「~することができる」の意味を加えるために、助動詞のcanを用います。

以下のように、助動詞canは動詞の前に置きます。

He can play tennis. 「彼は、テニスをすることができる。」

ここでもう1つ注意が必要で、助動詞の後ろでは必ず動詞は原形になります。

よって、主語が三人称単数でも動詞の最後にsは付けないので注意しましょう。
この文では、playsがplayと原形になっています。

そして、canを用いると「テニスをする」という事実だけでなく、
「テニスをすることができる」と、テニスをする能力があるということを表します。

以下の文は、可能の意味になります。

You can use the room. 「あなたは、その部屋を使うことができる。」

このできるは能力ではなく、その部屋を使うことが可能であるという意味です。

否定文は、canの後ろにnotを付け、意味は「~することができない」となり、
ある動作に対する能力がないことを表します。


先ほどの肯定文を否定文に書き変えると、以下のようになります。

He can not play tennis. 「彼は、テニスをすることができません。」

can notの省略形can'tを用いて、以下のように書くこともできます。

He can't play tennis.

疑問文は、canを主語の前に出し文末にクエッションマーク?を付け、
意味は「~することができますか」となります。


よって、先ほどの肯定文を疑問文に書き変えると、以下のようになります。

Can he play tennis? 「彼は、テニスをすることができますか。」

答え方はYesまたはNoとcanを用い、以下のようになります。

Yes, he can. 「はい、できます。」

No, he can't. 「いいえ、できません。」

canの過去形はcould「~することができた」で、以下は例文になります。

・能力(テニスをする能力を持っていたという意味です。)

He could play tennis. 「彼は、テニスをすることができた。」

・可能(満月を見ることが可能だったという意味です。)

We could see the full moon. 「私達は、満月を見ることができた。」

ここでは、助動詞canの可能「~することができる」の意味について解説しましたが、
おそらくcanの可能の意味は多くの方が知っていると思います。

しかし、canには「~することができる」の他に3つの意味があります。

 can(助動詞can[可能性と推量])
canの持つ可能性「~の可能性がある」「いったい~だろうか」と
推量「~のはずがない」の意味について解説します。


まず、肯定文では以下のように「~の可能性がある」という意味になります。

Everyone can tell a lie. 「全ての人は、嘘をつく可能性がある。」

推量のcanは、否定文で用いられます。

否定文は可能のcanの時と同じようにcanの後ろにnotを付け、
意味は「~のはずがない」となります。


The story can not be true. 「その物語は、本当のはずがない。」

この否定文は、その物語が本当ではないということを話し手が推測しているということを表しています。

省略形は、以下のようにcan'tではなくcannotという形がよく用いられます。

The story cannot be true.

可能性のcanは、疑問文で用いられます。

疑問文は、canを主語の前に出し、文末にクエッションマーク?を付けます。

そして、疑問文の意味は「いったい~だろうか」となります。

Can the story be true? 「その物語は、本当なのだろうか。」

この疑問文は、その物語が本当である可能性があるのかを話し手が尋ねているということを表しています。

 can(助動詞can[許可])
canの持つ許可の意味「~してもよい」について解説します。
canの使い方は、可能「~することができる」のcanの時と同じように動詞の前に置き、
動詞を原形にします。
実際に、許可のcanを用いた以下の文をみてみましょう。

You can go home. 「あなたは、家に帰ってもよい。」

この文は、家に帰ることを許可するということを表しています。
否定文と疑問文の作り方も、可能のcanの時と同じです。

否定文は、canの後ろにnotを付け、意味は「~してはいけない」となります。
よって、先ほどの肯定文を否定文に書き換えると、以下のようになります。

You can not go home. 「あなたは、家に帰ってはいけない。」

この否定文は、家に帰ることを許可しないということを表しています。

can notの省略形can'tを用い、以下のように書くこともできます。

You can't go home.

疑問文は、canを主語の前に出し、文末にクエッションマーク?を付けます。
そして、疑問文の意味は「~してもいいですか」となります。
よって、先ほどの肯定文を疑問文に書き換えると、以下のようになります。

Can I go home? 「(私は、)家に帰ってもいいですか。」

主語がyouのままだと「あなたは、家に帰ってもいいですか。」とおかしな意味になるので、
この場合主語をI「私」に変えます。

答え方は、YesまたはNoとcanを用い、以下のようになります。

Yes, you can. 「はい、いいです。」
No, you can’t. 「いいえ、いけません。」

許可をとる時は、普通「(自分が)~してもいいですか」と尋ねるので、
許可のcanを疑問文で用いる時はCan I ~ ?という形でよく用いられます。


 can(Can you ~ ?[依頼])
Can you ~ ?の依頼の意味「~してくれませんか」について解説します。

依頼のcanは疑問文のみで用いられ、
以下のように目の前にいる相手(you「あなた」)に何かを依頼する時に用います。


Can you help me? 「私を手伝ってくれませんか。」

目の前にいる人(あなた)に依頼していることは明らかなので、youは通常日本語に訳しません。

答え方には、以下のようなものがあります。

・Yesの場合

Yes, I will. 「はい、いいですよ。」
Sure. 「もちろん。」
All right. 「いいですよ。」
Certainly. 「いいですよ。」

・Noの場合

No, I won’t. 「いいえ、だめです。」
I'm sorry, but I can't. 「すみませんが、できません。」

そして、以下のように、
未来形で用いるwillの疑問文Will you ~ ?もCan you ~ ?と同様に
「~してくれませんか」という依頼の意味を表します
。

Will you help me? 「私を手伝ってくれませんか。」

Can you ~ ?やWill you ~ ?「~してくれませんか」は、
どちらかというと友達などに気軽に頼む時に用いられます。

厳密には、Can you ~ ?の方がWill you ~ ?よりも少し丁寧な表現とされていますが、
ほぼ同じと考えてよいと思います。


丁寧に「~して頂けませんか」とお願いする時は、
文末にpleaseを付けてCan you ~ , please?とするか、
canの過去形couldを用いてCould you ~ ?とします。


先ほどの文を丁寧な表現に書き換えると、以下のようになります。

Can you help me, please? 「私を手伝って頂けませんか。」

Could you help me?

Willを用いた表現だと、以下のようになります。wouldはwillの過去形です。

Will you help me, please? 「私を手伝って頂けませんか。」

Would you help me?

厳密には、Could you ~ ?の方がWould you ~ ?よりも丁寧な表現となります。
 can(助動詞be able toの意味とcanとの違い)
助動詞be able toの意味とcanとの違いについて解説します。
be able toの意味は、「~することができる」です。

以下の一般動詞を用いた文をbe able to用いて書き換えてみましょう。

He plays tennis. 「彼は、テニスをします。」

be able toも助動詞なので、canの時と同様に動詞の前に置き、
be able toの後ろに置く動詞を原形にします。


よって、be able toを用いて先ほどの文を書き換えると、以下のようになります。

He is able to play tennis. 「彼は、テニスをすることができる。」

be able toのbeの部分はbe動詞で、be動詞は主語によって変わるため、
この場合はisになります。

また、助動詞の後ろは必ず動詞の原形なので、
主語が三人称単数でも動詞の最後にsを付けません。
この場合、playsとならないので注意しましょう。

否定文と疑問文は、be動詞の文と同じように考えます。
否定文は、be動詞の後ろにnotを付け、意味は「~することはできない」となります。


よって、先ほどの肯定文を否定文に書き変えると、以下のようになります。

He is not able to play tennis. 「彼は、テニスをすることができません。」

is notの省略形isn’tを用い、以下のように書くこともできます。

He isn't able to play tennis.

疑問文は、be動詞を主語の前に出し、文末にクエッションマーク?を付けます。

そして、疑問文の意味は「~することができますか」となります。

よって、先ほどの肯定文を疑問文に書き変えると、以下のようになります。

Is he able to play tennis? 「彼は、テニスをすることができますか。」

答え方は、YesまたはNoとbe動詞を用い、以下のようになります。

Yes, he is. 「はい、できます。」
No, he isn't. 「いいえ、できません。」

ここからは、助動詞canとbe able toの違いについて解説します。

canは普通に「~することができる」という意味で用いられますが、
現在形のis/am/are able toはフォーマルな感じになります。


例えば、普通に「私は、英語を話すことができる。」と言う場合、I can speak English.というようにcanを用います。

これに対し、I am able to speak English.と言うと、
「私は、英語を話すことができるんだけど。」というように少しもったいぶった感じになります。

過去形のcouldは、以下の例文のように普通にその能力を持っていて「~することができた」ということを表します。

I could swim well when I was a child.
「私は、子供の頃上手に泳ぐことができた。」

これに対し、特別な状況の中1回「~することができた」というような時は
以下の例文のようにwas/were able toを用います。

I was able to swim well only at the time of examination.
「私は、試験の時だけ上手に泳ぐことができた。」

will canと助動詞は2つ並べられないので、未来形はwill be able toを用います。

He will be able to speak English.「彼は、英語を話せるようになるだろう。」

 may/might(助動詞may[許可])
mayの持つ許可の意味「~してもよい」について解説します。
mayもcanと同じ助動詞なので、動詞の前に置いて動詞に意味を加えます。

実際に、許可のmayを用いた以下の文をみてみましょう。

You may go home. 「あなたは、家に帰ってもよい。」

この文は、家に帰ることを「許可」するということを表しています。

助動詞の後ろは必ず動詞の原形なので、
主語が三人称単数でも動詞の最後にsは付けません。

助動詞のcanにも許可「~してもよい」の意味があるので、
以下のようにmayをcanに置き換えても同じ意味になります。


You can go home. 「あなたは、家に帰ってもよい。」

否定文はmayの後ろにnotを付け、意味は「~してはいけない」となります。

よって、先ほどの肯定文を否定文に書き換えると、以下のようになります。

You may not go home. 「あなたは、家に帰ってはいけない。」

この否定文は、家に帰ることを「許可しない」ということを表しています。

以下のように、mayをcanに置き換えても同じ意味になります。

You can not go home. 「あなたは、家に帰ってはいけない。」

疑問文は、mayを主語の前に出し、文末にクエッションマーク?を付けます。

そして、疑問文の意味は「~してもいいですか」となります。

よって、先ほどの肯定文を疑問文に書き換えると、以下のようになります。

May I go home? 「家に帰ってもいいですか。」

以下のように、mayをcanに置き換えても同じ意味になります。

Can I go home? 「家に帰ってもいいですか。」

また、mayの過去形mightを用い、以下のようにMight I ~ ?とすると
「~してもよろしいですか」とMay IやCan Iより丁寧な表現になります。


Might I go home? 「家に帰ってもよろしいですか。」

May IとMight Iのどちらの場合も、答え方は以下のようになります。

Yes, you may. 「はい、いいです。」
No, you may not. 「いいえ、いけません。」

 may/might(助動詞may[推量])
mayの持つ推量の意味「~かもしれない」について解説します。
mayもcanと同じ助動詞なので、動詞の前に置いて動詞に意味を加えます。

実際に、推量のmayを用いた以下の文をみてみましょう。

He may come to the party. 「彼はパーティーに来るかもしれない。」

この文は、この文を言っている話し手が、
彼がパーティーに来ることを推量(推測)しているということを表しています。

助動詞の後ろは必ず動詞の原形なので、
主語が三人称単数でも動詞の最後にsを付けません。
この場合、comesとならないので注意しましょう。

また、mightはmayの過去形ですが、過去の意味で用いることはなく、
「ひょっとしたら~かもしれない」とmayより可能性が低い推量を表します。


よって、以下の2つの文を比べると、
上のmightを用いた文は下のmayを用いた文より
彼がパーティーに来る可能性が低いということになります。

He might come to the party.
「ひょっとしたら、彼はパーティーに来るかもしれない。」

He may come to the party. 「彼は、パーティーに来るかもしれない。」

否定文はmayやmightの後ろにnotを付け、以下のようになります。

He may not come to the party. 「彼は、パーティーに来ないかもしれない。」

He might not come to the party.
「ひょっとしたら、彼はパーティーに来ないかもしれない。」

ただし、許可のmayと区別するため、
推量の意味ではmayよりmightが好んで用いられる傾向があるようです。


疑問文は、mightを用いて以下のようになります。
推量の疑問文にmayを用いることはできないので、注意しましょう。


Might he come to the party?
「(ひょっとしたら、)彼はパーティーに来るかもしれませんか。」

そして、状況によっては、
以下のようにDo you think ~ ?「~だと思いますか」という形を用いることもあります。

Do you think he will come to the party?
「(あなたは、)彼がパーティーに来ると思いますか。」

 must(助動詞must[義務])
mustの持つ義務の意味「~しなければならない」について解説します。
mustもcanと同じ助動詞なので、動詞の前に置いて動詞に意味を加えます。

実際に、義務のmustを用いた以下の文をみてみましょう。

He must run fast. 「彼は、速く走らなければならない。」

この文は、速く走るということを相手に義務づける意味になります。

助動詞の後ろは必ず動詞の原形なので、
主語が三人称単数でも動詞の最後にsを付けません。
この場合、runsとならないので注意しましょう。

否定文は、mustの後ろにnotを付け、意味は「~してはいけない」となります。

よって、先ほどの肯定文を否定文に書き換えると、以下のようになります。

He must not run fast. 「彼は、速く走ってはいけない。」

must notの省略形mustn'tを用いて、以下のように書くこともできます。

He mustn't run fast.

mustn'tは、「マスント」と読みます。

疑問文は、mustを主語の前に出し、文末にクエッションマーク?を付けます。

そして、疑問文の意味は「~しなければいけませんか」となります。

よって、先ほどの文を疑問文に書き換えると以下のようになります。

Must he run fast? 「彼は、速く走らなければいけませんか。」

答え方は、Yesの場合はmustを用いて以下のようになります。

Yes, he must. 「はい、走らなければなりません。」

「いいえ」と答える場合は、No, he must not.ではありません。

No, he must not.は「いいえ、走ってはいけません。」という禁止の意味なので、
「走らなければいけませんか。」という質問の答えとしては不自然です。

「走らなけれいけませんか。」という質問に対していいえで答える時は、
「いいえ、走る必要はありません。」と答えるのが自然です。

よって、Noで答える場合は、
以下のように「~する必要はない」の意味を持つdon't(doesn't) have toを用います。


No, he doesn't have to. 「いいえ、走る必要はありません。」

have toは、mustと同じ「~しなければなりません」という意味をもつ助動詞で、
don't(doesn't) have toはその否定形です。


「~しなければなりません」という肯定文では、
通常have toが用いられることが多く、
mustは規則や説明など書かれた文章で用いられるようです。
 must(助動詞must[推量])
mustの持つ推量の意味「~にちがいない」について解説します。
mustもcanと同じ助動詞なので、動詞の前に置いて動詞に意味を加えます。

実際に、推量のmustを用いた以下の文をみてみましょう。

He must be a famous singer. 「彼は、有名な歌手にちがいない。」

助動詞の後ろは必ず動詞の原形なので、この場合be動詞はisではなく、
原形のbeとなるので注意しましょう。

義務「~しなければならない」のmustはhave toと同じ意味を持ち、書き換えができますが、
推量「~にちがいない」はmustにしかない意味です。


また、推量のmustには過去形や未来形はありません。
過去のことを推量したい時は、別の表現を使います。


否定文はmustの後ろにnotを付け、意味は「~のはずがない」となります。
よって、先ほどの肯定文を否定文に書き換えると以下のようになります。

He must not be a famous singer. 「彼は、有名な歌手のはずがない。」

以下のようにcannotにも「~のはずがない」という意味がありますが、
must notのほうが確信度が高くなります。


しかし、「~のはずがない」という意味でmust notが使われているのを見たことはないので、
「~のはずがない」はcannotを覚えておけば大丈夫だと思います。

He cannot be a famous singer. 「彼は、有名な歌手のはずがない。」

推量の疑問文はMustを主語の前に出し、以下のようになります。

Must he be a famous singer? 「彼は、有名な歌手に違いありませんか。」

答え方は、Yes、Noとmustを用い、以下のようになります。

Yes he must. 「はい、彼は有名な歌手にちがいありません。」
No he must not. 「いいえ、彼が有名な歌手のはずはありません。」
 must(助動詞have to[義務])
mustの持つ義務の意味と同じ意味を持つhave toについて解説します。
have toも助動詞なので、動詞の前に置き、後ろの動詞は原形になります。

意味は、mustの義務の意味と同じ「~しなければならない」です。

実際に、have toを用いた以下の文をみてみましょう。

You have to hurry. 「あなたは、急がなければならない。」

この文は、急ぐということを相手に義務づける意味になります。

have toは助動詞ですが、haveの部分は一般動詞なので、
主語が彼(三人称単数)に変わると、以下のようにhaveをhasに変えなければなりません。

He has to hurry fast. 「彼は、急がなければならない。」

また、助動詞の後ろは必ず動詞の原形なので、
主語が三人称単数でもhave toやhas toの後ろに置かれている動詞の最後にsは付けません。

よって、主語が三人称単数のHeでもrunsとならないので注意しましょう。

否定文は、have toのhaveの部分が一般動詞なので、
一般動詞の否定文と同じようにdon'tやdoesn'tをhaveの前に置きます。

そして、否定文の意味は「~する必要はない」となります。

よって、先ほどの肯定文を否定文に書き換えると、
以下のようになります。

You don't have to hurry. 「あなたは、急ぐ必要はありません。」
He doesn't have to hurry. 「彼は、急ぐ必要はありません。」

mustとhave toは、肯定文では「~しなければならない」と同じ意味です。

ところが、否定文になるとmust notは「~してはいけない」、
don't(doesn't) have toは「~する必要がない」と意味が異なるので注意しましょう。


疑問文も一般動詞の場合と同じように、DoやDoesを主語の前に置き、
文末にクエッションマーク?を付けます。


そして、疑問文の意味は「~しなければなりませんか」となります。

よって、先ほどの肯定文を疑問文に書き換えると、以下のようになります。

Do I have to hurry? 「私は、急がなければなりませんか。」
Does he have to hurry? 「彼は、急がなければなりませんか。」

答え方は、YesまたはNoとdo、doesを用い、以下のようになります。

Yes, you do. / Yes, he does. 「はい、急がなければなりません。」
No, you don't. / No, he doesn't. 「いいえ、急ぐ必要はありません。」
 must(助動詞had toとwill have to)
義務の意味を持つmustとhave toの過去形と未来形について解説します。
must「~しなければならない」に過去形や未来形はないので、
義務の意味で過去や未来のことを表す時は必ずhave toを用います。


have toの過去形の形は、haveを過去形のhadにしたhad toで、
意味は「~しなければならなかった」となります。


実際に、had toを用いた以下の文をみてみましょう。

He had to do it. 「彼は、それをしなければならなかった。」

助動詞の後ろは動詞の原形なので、主語が三人称単数でも動詞の最後にsは付けません。
この場合、doはdoesとならないので注意しましょう。

否定文は、had toのhadの部分が一般動詞の過去形なので、
一般動詞の過去形の否定文と同じようにdidn'tをhaveの前に置き、動詞を原形に直します。

そして、否定文の意味は「~する必要はありませんでした」となります。

よって、先ほどの文を否定文に書き換えると、以下のようになります。

He didn't have to do it. 「彼は、それをする必要はありませんでした。」

疑問文も一般動詞の疑問文と同じように、Didを文の先頭に置き、
文末にクエッションマーク?を付け、動詞を原形に直します。

そして、疑問文の意味は「~しなければなりませんでしたか」となります。

よって、先ほどの肯定文を疑問文に書き換えると、
以下のようになります。

Did he have to do it? 「彼は、それをしなければなりませんでしたか。」

答え方は、YesまたはNoとdidを用い、以下のようになります。

Yes, he did. 「はい、しなければなりませんでした。」

No, he didn't. 「いいえ、する必要はありませんでした。」

have toの未来形の形は、未来を表すwillをhaveの前に置いたwill have toで、
意味は「~しなければならないだろう」となります。


実際に、will have toを用いた以下の文をみてみましょう。

He will have to do it. 「彼は、それをしなければならないだろう。」

否定文はwillの後ろにnotを付け、意味は「~する必要はないだろう」となります。

よって、この肯定文を否定文に書き換えると、以下のようになります。

He will not have to do it. 「彼は、それをする必要はないだろう。」

will notの省略形won'tを用い、以下のように書くこともできます。

He won't have to do it.

疑問文はwillを主語の前に出し、文末にクエッションマーク?を付けます。

そして、疑問文の意味は「~しなければならないでしょうか」となります。

よって、先ほどの肯定文を疑問文に書き換えると、以下のようになります。

Will he have to do it? 「彼は、それをしなければならないでしょうか。」

答え方は、YesまたはNoとwillを用い、以下のようになります。

Yes, he will. 「はい、しなければならないだろう。」

No, he won't. 「いいえ、する必要はないだろう。」
 would(助動詞wouldはwillの過去形)
willの過去形として用いられるwouldついて解説します。
未来を表すwillに過去形があるの?と不思議に思う方もいるかと思います。

willが「今からみた未来」を表すのに対し、
wouldは「過去のある時点から見たた未来」を表します。

実際に、willとwouldを用いた以下の文をみてみましょう。

I think (that) he will go there.
「私は、彼がそこに行くと思います。」

I thought (that) he would go there.
「私は、彼がそこに行くと思いました。」

wouldもwillと同じ助動詞なので、wouldの後ろには動詞の原形を置きます。

that「~ということ」は接続詞で、省略することができます。

それでは、この2つの文を比べてみましょう。

上の文は、「今からみた未来のある時点」に彼がそこに行く(だろう)と、
私が「今」思っていることを表しています。
よって、「今からみた未来」を表すのでwillを用います。

下の文は、「過去のある時点」で「その過去の時点からみた未来」に
彼がそこに行く(だろう)と、私が思っていたということを表しています。
よって、「過去のある時点からみた未来」を表すので、wouldを用います。

日本語に訳すとwillとwould共に「~だろう」となり違いが分かりませんが、
これを見極めるポイントがあります。

それは主節(文の中で主となる主語と動詞の組)の動詞、
think「思う」とthought「思った」の部分で、以下のように考えることができます。

thinkは現在形なので「今」の時点で思っている、
つまり「今からみた未来」のことを思っていることになるのでwillを用います。

thoughtは過去形なので「過去のある時点」で思っていた、
つまり「過去のある時点からみた未来」のことを思ったことのなるのでwouldを用います。

 would(助動詞would[過去の強い意志])
wouldの持つ強い意志の意味「どうしても~しようとした」について解説します。
実際に、強い意志のwouldを用いた以下の文をみてみましょう。

He would do the work. 「彼は、どうしてもその仕事をしようとした。」

助動詞の後ろは必ず動詞の原形なので、
主語が三人称単数でも動詞の最後にsは付けません。
この場合、doesとならないので注意しましょう。

この文のwouldは、「過去のある時点」で「その時点からみた未来」に対する強い意思を表しています。

否定文は、wouldの後ろにnotを付け、意味は「どうしても~しようとしなかった」となります。

よって、先ほどの肯定文を否定文に書き変えると、以下のようになります。

He would not do the work.
「彼は、どうしてもその仕事をしようとしなかった。」

would notの省略形wouldn'tを用い、以下のように書くこともできます。

He wouldn't do the work.

疑問文は、wouldを主語の前に出し、以下のようになります。

Would he do the work? 「彼は、どうしてもその仕事をしようとしましたか。」

ただ、「どうしても~しようとしましたか」と質問することはあまりありません。

また、wouldの疑問文は以下のように過去の習慣や依頼の意味もあり、
見分けがつきにくくなるため用いられないということもあると思います。

Would he go fishing? 「彼は、以前よく釣に行きましたか。」
Would you pass it? 「それをとって頂けませんか。」

※依頼はWould you ~ ?という形(主語がyouの場合)のみです。

実際に、過去の強い意志の疑問文はほとんどみかけません。

よって、疑問文はwouldではなく、
以下のように一般動詞のtryを用いた表現try to「~しようとする」の疑問文を用いるのがよいと思います。


Did he try to do the work? 「彼は、その仕事をしようとしましたか。」

答え方は、YesまたはNoとdidを用い、以下のようになります。

Yes, he did. 「はい、しました。」
No, he didn't(did not). 「いいえ、しませんでした。」

過去の強い意志を表すwouldは、肯定文「どうしても~しようとした」と
否定文「どうしても~しようとしなかった」をしっかり覚えて置きましょう。
 would(助動詞would[過去の習慣])
wouldの持つ過去の習慣の意味「よく~したものだ」について解説します。
実際に、過去の習慣のwouldを用いた以下の文をみてみましょう。

He would often go fishing. 「彼は、(以前)よく釣に行ったものだ。」

助動詞の後ろは必ず動詞の原形なので、
主語が三人称単数でも動詞の最後にsは付けません。
この場合、goesとならないので注意しましょう。

そして、過去の習慣を表すwouldの場合は、
wouldの後ろに「よく(しばしば)」という意味を持つoftenが付くことが多いです。


また、以下のように過去を表す副詞節が付くこともあります。

He would often go fishing when he was a child.
「彼は、子供の頃よく釣りに行ったものだ。」

否定文は、wouldの後ろにnotを付け、以下のようになります。

He would not often go fishing. 「彼は、以前あまり釣に行かなかった。」

疑問文は、wouldを主語の前に出し、文末にクエッションマークを付け、
以下のようになります。


Would he often go fishing? 「彼は、以前よく釣に行きましたか。」

答え方は、YesまたはNoとwouldを用い、以下のようになります。

Yes, he would. 「はい、よく行ったものでした。」
No, he wouldn't. 「いいえ、あまり行きませんでした。」

しかし、過去の習慣のwouldの否定文や疑問文はあまりみかけません。
 used to(助動詞used to[過去の習慣])
used toの持つ過去の習慣の意味「よく~したものだ」について解説します。

実際に、過去の習慣のused toを用いた以下の文をみてみましょう。

He used to go fishing. 「彼は、(以前)よく釣りに行ったものだ。」

助動詞used toの後ろは必ず動詞の原形なので、
主語が三人称単数でも動詞の最後にsは付けません。
この場合、goesとならないので注意しましょう。

過去の習慣を表すused toを用いると、
過去を表す言葉(last year)などが文中になくても過去のことを表します。


助動詞wouldにも「よく~したものだ」という過去の習慣の意味があります。

日本語だと全く同じですが、それぞれが持つ意味には少し違いがあります。

以下の2つの文を比べてみましょう。

He would go fishing. 「彼は、(以前)よく釣りに行ったものだ。」
He used to go fishing. 「彼は、(以前)よく釣りに行ったものだ。」

上の文のようにwouldを用いると、今も釣りに行っている可能性があります。

これに対し、下の文のようにused toを用いると昔よく行っていたけど、
今は釣りに行っていないという意味になります。

wouldを用いると今も昔もよくしている可能性があり、
used toを用いると昔はよくしていたけど今はしていないとなります。


否定文は、used toのusedの部分が一般動詞の過去形なので、
一般動詞の否定文と同じようにdidn'tをusedの前に置き、usedを原形のuseに直します。

そして、否定文の意味は「(以前)あまり~しなかった」となります。

よって、先ほどの肯定文を否定文に書き換えると、以下のようになります。

He didn't use to go fishing. 「彼は、(以前)あまり釣りに行かなかった。」

used toの否定文では、以下のようにusedをそのままにすることもあります。

He didn't used to go fishing.

疑問文も一般動詞の疑問文と同じように、Didを文の先頭に置き、
文末にクエッションマーク?を付け、動詞を原形に直します。

そして、疑問文の意味は「(以前)よく~しましたか」となります。

よって、先ほどの肯定文を疑問文に書き換えると、以下のようになります。

Did he use to go fishing? 「彼は、(以前)よく釣りに行きましたか。」

used toの疑問文では、以下のようにusedをそのままにすることもあります。

Did he used to go fishing?
 used to(助動詞used to[過去の状態])
used toの持つ過去の状態の意味「以前は~だった」について解説します。
実際に、過去の状態used toを用いた以下の文をみてみましょう。

He used to be poor. 「彼は、以前貧しかった。」

助動詞の後ろは動詞の原形なので、be動詞はisではなく原形のbeを用います。

そして、この文は「今は貧しくないが以前は貧しかった」というように、
彼の過去の状態を表します。


以下のように、物が主語になる場合もあります。

There used to be a big tree here. 「以前、ここに大きな木がありました。」

この文は、There is(are) ~ 「~がある」のisの前にused toを置き、
isを原形のにbeにしたものです。

否定文は、used toのusedの部分が一般動詞の過去形なので、
一般動詞の否定文と同じようにdidn'tをusedの前に置き、usedを原形のuseに直します。

そして、否定文の意味は「以前は~でなかった」となります。

よって、先ほどの肯定文を否定文に書き換えると、以下のようになります。

He didn't use to be poor. 「以前、彼は貧しくなかった。」
There didn't use to be a big tree here. 「以前、ここに大きな木はなかった。」

また、以下のように文末にbefore「以前」を付け、
be動詞の過去形の否定文を用いても同じ意味を表すことができます。

He wasn't poor before. 「以前、彼は貧しくなかった。」
There wasn't a big tree here before. 「以前、ここに大きな木はなかった。」

疑問文も一般動詞の疑問文と同じように、Didを文の先頭に置き、
文末にクエッションマーク?を付け、動詞を原形に直します。

そして、疑問文の意味は「以前は~でしたか」となります。

よって、先ほどの肯定文を疑問文に書き換えると、以下のようになります。

Did he use to be poor? 「以前、彼は貧しかったですか。」
Did there use to be a big tree here?「以前、ここに大きな木がありましたか。」

また、以下のように文末にbefore「以前」を付け、
be動詞の過去形の疑問文を用いても同じ意味を表すことができます。

Was he poor before? 「以前、彼は貧しかったですか。」
Was there a big tree here before? 「以前、ここに大きな木がありましたか。」
 should(助動詞should[義務])
shouldの持つ義務の意味「~すべきだ」について解説します。
shouldもcanと同じ助動詞なので、動詞の前に置いて動詞に意味を加えます。

実際に、義務のshouldを用いた以下の文をみてみましょう。

He should go there. 「彼は、そこに行くべきだ。」

この文は、彼にはそこに行く義務があるということを表しています。

助動詞shouldの後ろは必ず動詞の原形なので、主語が三人称単数でも動詞の最後にsは付けません。
この場合、goesとならないので注意しましょう。

否定文は、shouldの後ろにnotを付け、意味は「~すべきでない」となります。

よって、先ほどの肯定文を否定文に書き換えると、以下のようになります。

He should not go there. 「彼は、そこに行くべきではない。」

should notの省略形shouldn'tを用い、以下のように書くことができます。

He shouldn't go there.

疑問文は、shouldを主語の前に出し、文末にクエッションマーク?を付けます。

そして、疑問文の意味は「~すべきですか」となります。

よって、先ほどの肯定文を疑問文に書き換えると、以下のようになります。

Should he go there? 「彼は、そこに行くべきですか。」

答え方は、YesまたはNoとshouldを用い、以下のようになります。

Yes, he should. 「はい、行くべきです。」
No, he shouldn't. 「いいえ、行くべきではありません。」
 should(助動詞should[当然の推量])
shouldの持つ当然の推量「~するはずだ」について解説します。

shouldもcanと同じ助動詞なので、動詞の前に置いて動詞に意味を加えます。

実際に、当然の推量のshouldを用いた以下の文をみてみましょう。

He should be there. 「彼は、そこにいるはずだ。」

この文は、彼にはそこにいることがほぼ確実であることを、
話し手が推測しているということを表しています。

助動詞の後ろは動詞の原形なので、be動詞はisではなく原形のbeになります。

当然の推量のshouldは、否定文や疑問文では用いません。

「彼は、そこにいるはずはない。」という推量の否定文は、
推量のcanの否定cannot「~のはずがない」を用い、以下のようになります。

He cannot be there. 「彼は、そこにいるはずはない。」

また、「彼は、そこにいるだろうか。」という推量の疑問文も、canの疑問文Can ~ ?「いったい~だろうか」を用い、
以下のようになります。

Can he be there? 「彼は、そこにいるだろうか。」
 ought to(助動詞ought to[義務])
ought toの持つ義務の意味「~すべきだ」について解説します。
ought toもcanと同じ助動詞なので、動詞の前に置いて動詞に意味を加えます。

実際に、義務のought toを用いた以下の文をみてみましょう。

He ought to go there. 「彼は、そこに行くべきだ。」

この文は、彼にはそこに行く義務があるということを表しています。

助動詞ought toの後ろは動詞の原形なので、
主語が三人称単数でも動詞の最後にsは付けません。
この場合、goesとならないので注意しましょう。

また、助動詞shouldにもought toと同じ義務「~すべきだ」という意味があるので、
以下のようにought toをshouldに置き換えても同じ意味になります。


He should go there. 「彼は、そこに行くべきだ。」

否定文は、oughtの後ろにnotを付けてought not toとし、
意味は「~すべきでない」となります。

よって、先ほどの肯定文を否定文に書き換えると、以下のようになります。

He ought not to go there. 「彼は、そこに行くべきではない。」

ought toの否定文は、以下のようにshouldの否定文と同じ意味になります。

He shouldn't go there. 「彼は、そこに行くべきではない。」

疑問文は、ought toのoughtのみを主語の前に出し、文末にクエッションマーク?を付けます。
そして、疑問文の意味は「~すべきですか」となります。

よって、先ほどの肯定文を疑問文に書き換えると、以下のようになります。

Ought he to go there? 「彼は、そこに行くべきですか。」

ought toの疑問文は、以下のようにshouldの疑問文と同じ意味になります。

Should he go there? 「彼は、そこに行くべきですか。」

しかし、最近ではought toの否定文と疑問文はあまり用いられないようです。
 ought to(助動詞ought to[当然の推量])
ought toの持つ当然の推量「~するはずだ」について解説します。
ought toもcanと同じ助動詞なので、動詞の前に置いて動詞に意味を加えます。

実際に、当然の推量のought toを用いた以下の文をみてみましょう。

He ought to be there. 「彼は、そこにいるはずだ。」

この文は、彼にはそこにいるということを話し手が推測しているということを表しています。

助動詞の後ろは動詞の原形なので、be動詞はisではなく原形のbeになります。

当然の推量のought toが、否定文や疑問文で用いられているのを見たことがありません。

「彼は、そこにいるはずはない。」という推量の否定文は、
推量のcanの否定cannot「~のはずがない」を用い、以下のようになります。

He cannot be there. 「彼は、そこにいるはずはない。」

また、「彼は、そこにいるだろうか。」という推量の疑問文も、canの疑問文Can ~ ?「いったい~だろうか」を用い、
以下のようになります。

Can he be there? 「彼は、そこにいるだろうか。」
 need(助動詞need[必要])
needの持つ必要の意味「~する必要がある」について解説します。
needもcanと同じ助動詞なので、動詞の前に置いて動詞に意味を加えます。

実際に、助動詞needを用いた以下の文をみてみましょう。

He need pay money. 「彼は、お金を払う必要がある。」

助動詞needの後ろは必ず動詞の原形なので、
主語が三人称単数でも動詞の最後にsは付けません。
この場合、paysとならないので注意しましょう。

ただし、助動詞のneedは肯定文で用いることはなく、
通常否定文と疑問文のみで用いられます。

よって、肯定文は例として出しただけで普通使いません。

肯定文は一般動詞のneedを用い、以下のように表します。

He needs to pay money. 「彼は、お金を払う必要がある。」

否定文は、needの後ろにnotを付け、意味は「~する必要はない」となります。

よって、先ほどの肯定文を否定文に書き換えると、以下のようになります。

He need not pay money. 「彼は、お金を払う必要はない。」

need notの省略形needn'tを用い、以下のように書くこともできます。

He needn't pay money.

そして、助動詞needの否定need notは
have to「~しなければならない」の否定don't(doesn't) have to「~する必要はない」と同じ意味になります。


よって、この否定文は以下のように書き換えることができます。

He doesn't have to pay money. 「彼は、お金を払う必要はない。」

疑問文は、canなどと同じようにneedを主語の前に出し、
文末にクエッションマーク?を付けます。


そして、疑問文の意味は「~する必要がありますか」となります。

よって、先ほどの肯定文を疑問文に書き換えると、以下のようになります。

Need he pay money? 「彼は、お金を払う必要がありますか。」

答え方は、YesまたはNoとneedを用い、以下のようになります。

Yes, he need. 「はい、払う必要があります。」
No, he needn't. 「いいえ、払う必要はありません。」
 need(一般動詞のneed)
一般動詞のneed「~を必要とする」について解説します。
前のページでも解説しましたが、
以下のように助動詞のneedを肯定文で用いることはできません。

×He need pay money. 「彼は、お金を払う必要がある。」

そこで、「~する必要がある」という肯定の意味を表す時には
一般動詞のneedを用いた表現need toを用います。

一般動詞のneedの意味は「~する必要がある」ではなく「~を必要とする」で、
通常以下のように後ろに動詞の原形ではなく名詞(目的語)を置きます。


He needs money. 「彼は、お金を必要としている。」

need は、一般動詞なので主語が三人称単数の時は最後にsが付きます。

以下のように、一般動詞needの後ろには、
目的語として名詞の代わりに不定詞(to + 動詞の原形)の名詞的用法も置くこともできます。

He needs to pay money. 「彼は、お金を払う必要がある。」

不定詞の名詞的用法の意味は「~すること」なので、
この文のneed to pay の部分を直訳すると「払うことを必要する」となります。

これは、「払う必要がある」と同じ意味です。

よって、一般動詞のneedを用いたneed to ~ は、「~する必要がある」という意味になります。

このように、一般動詞のneedの後ろに不定詞「to + 動詞の原形」を付けると、
助動詞のneed「~する必要がある」と同じ意味になります。

一般動詞needを用いた文の否定文は、
一般動詞の否定文と同じようにdon't(doesn't)を動詞の前に置き、動詞を原形にします。



よって、先ほどの肯定文を否定文に書き換えると、以下のようになります。

He doesn't need to pay money. 「彼は、お金を払う必要はない。」

そして、この文は、
以下のようにhave to「~しなければならない」の否定don't(doesn't) have to「~する必要はない」と同じ意味になります。

He doesn't have to pay money. 「彼は、お金を払う必要はない。」

疑問文は、Do(Does)を主語の前に置き、動詞を原形に戻し、
文末にクエッションマーク?を付けます。


そして、疑問文の意味は「~する必要がありますか」となります。

よって、先ほどの肯定文を疑問文に書き換えると、
以下のようになります。

Does he need to pay money? 「彼は、お金を払う必要がありますか。」

答え方は、YesまたはNoとdoesを用い、以下のようになります。

Yes, he does. 「はい、払う必要があります。」
No, he doesn't. 「いいえ、払う必要はありません。」

※一般動詞needの否定文と疑問文は米口語のみで用いられるようです。
 need(助動詞のneedと一般動詞のneedの違い)
助動詞のneedと一般動詞のneedの違いについて解説します。
助動詞のneedは「~する必要がある」という意味を持ち、使い方はcanなどの他の助動詞と同じです。

助動詞のneedは肯定文で用いられることはありませんが、
一般動詞のneedとの違いをみるためにまず以下の文をみてみましょう。

He need pay money. 「彼は、お金を払う必要がある。」

※助動詞のneedは肯定文では用いません。この文はあくまで例です。

この文のneedは助動詞なので、主語が三人称単数でもsは付けません。
助動詞のcanの場合にHe cansとしないのと同じことで、He needsとはなりません。
さらに、助動詞の後ろは動詞の原形なので、
主語が三人称単数のHeでも動詞のpayにsは付けません。

これに対し、一般動詞のneedは「~を必要とする」という意味です。

よって、先ほどの文で助動詞needを一般動詞のneedにそのまま置き換えると、
以下のようにおかしな意味になってしまいます。

He needs pay money. 「彼は、お金を払うを必要とする。」

このneedは一般動詞なので主語が三人称単数の時はsを付け、needsとなります。
これは、助動詞needが「~する必要がある」という意味を持っているのに対し、
一般動詞のneedは「~を必要とする」という意味だからです。

また、以下のように1つの主語に対し一般動詞を2つ並べることはできません。

I like play tennis. 「私は、テニスをするを好きです。」

意味もおかしいですよね。

このような場合には、playの前にtoを置いた不定詞(to + 動詞の原形)の名詞的用法「~すること」を用い、
以下のようになります。

I like to play tennis. 「私は、テニスをすることが好きです。」

playだけだと「~する」という意味なのに対し、
to playの部分は「~すること」という意味になります。

よって、一般動詞のneedを用いた文は以下のようになるのです。

He needs to pay money. 「彼は、お金を払うことを必要とする。」

そして、これは「彼は、お金を払う必要がある。」と同じ意味になります。

よって、以下の助動詞needを用いた文と一般動詞needを用いた文は、
共に「彼は、お金を払う必要がある。」という同じ意味になります。

He need pay money. [助動詞needの場合]
He needs to pay money. [一般動詞のneedの場合]

ただし、最初にも書きましたが助動詞のneedは否定文と疑問文のみで用いられ、
肯定文で用いられることはありません。

それぞれの文の否定文と疑問文は以下のようになります。

・助動詞の場合

He needn't pay moeny. 「彼は、お金を払う必要はありません。」
Need he pay money? 「彼は、お金を払う必要がありますか。」

・一般動詞の場合

He doen't need to pay moeny. 「彼は、お金を払う必要はありません。」
Does he need to pay money? 「彼は、お金を払う必要がありますか。」
 had better(助動詞had better[忠告])
had betterの持つ忠告の意味「~したほうがよい」について解説します。
had betterも助動詞なので、動詞の前に置いて動詞に意味を加えます。

実際に、had betterを用いた以下の文をみてみましょう。

You had better go there. 「あなたは、そこに行ったほうがよい。」

助動詞had betterの後ろには、動詞の原形が置かれます。

また、この文は相手に忠告するような意味になります。

had better「~したほうがよい」を用いた文は、
以下の助動詞should「~すべきだ」を用いた文より強い忠告を表します。


You should go there. 「あなたは、そこに行くべきだ。」

日本語だとshould「すべきだ」の方がhad better「~したようがよい」より強い忠告のように聞こえます。

しかし、英語ではshouldを用いた文よりhad betterを用いた文の方が強い忠告を表すので
使う時には注意しましょう。

否定文は、had betterの後ろにnotを付けたhad better notという形を用い、
意味は「~しないほうがよい」となります。


よって、先ほどの肯定文を否定文に書き換えると、以下のようになります。

You had better not go there. 「あなたは、そこに行かないほうがよい。」

過去完了形「had + 過去分詞」の否定文と混乱して、
否定文をhad not betterとしてしまう間違いをしやすいので注意しましょう。

had betterの疑問文は、hadを主語の前に出し、文末にクエッションマーク?を付け、
意味は「~したほうがよいですか」となります。


よって、先ほどの肯定文を疑問文に書き換えると、以下のようになります。

Had I better go there? 「私は、そこに行ったほうがよいですか。」

しかし、had betterの疑問文はほとんど見かけることはありません。

以下のように、had betterと近い意味を持つshould「~すべきだ」の疑問文を用いれば良いと思います。

Should I go there? 「私は、そこに行くべきですか。」
 助動詞 + 完了形(cannot + 完了形[have p.p.])
cannot(助動詞) + 完了形「~だったはずはない」について解説します。
「助動詞 + 完了形」とは、助動詞の後ろに現在完了形「have + 過去分詞」を置いた「cannot + have + 過去分詞」などのことです。


助動詞の後ろは、動詞の原形なので現在完了形「have + 過去分詞」のみが付きます。
過去完了形「had + 過去分詞」を置くことはできません。

なぜこのような形を用いるのかについて、
ここではcannot「~のはずはない」を使って解説していきます。

まず、cannotのみを用いた以下の文をみてみましょう。

He cannot be rich. 「彼は、お金持ちのはずはない。」

この文には、主に2人の人が関わっています。
1人はお金持ちだと推測されている「彼」、もう1人はこの文を言っている「話し手」です。

そして、この文で話し手は、彼が「今」お金持ちであることを、
「今」そんなはずはないと推測しています。

まとめると、彼の「今」の状態を、話し手は「今」推測しています。

次に、以下の日本語の文を考えてみましょう。

「彼は、お金持ちだったはずはない。」

今度は、少し違います。

この文では、話し手が「今」推測しているという部分は同じですが、
話し手は彼が「過去のある時点」でお金持ちだったということを推測しています。

まとめると、彼の「過去」の状態を、話し手は「今」推測しています。

これを、1つずつ英文に書き換えてみましょう。

まず、「彼はお金持ちだった。」はHe was rich.です。

そして、「彼は~のはずがない。」はHe cannot ~ です。

He cannot ~ の~の部分にHe was richを入れれば、
「彼は、お金持ちだったはずはない」という文になります。

助動詞の後ろは動詞の原形なので、普通に考えると以下のようになります。

He cannot be rich.

ところが、これでは「彼は、お金持ちのはずがない。」という
彼の「今」の状態を話し手が「今」推測している最初の例文と同じになってしまいます。

また、彼の「過去」の状態を表したいからといって、He cannotの後ろにwasを置き、
以下のようにすることもできません(助動詞の後ろは動詞の原形です)。

He cannot was rich.

このように、助動詞の後ろには動詞の原形しか置けず、
過去形は使えないのでその代わりに(現在)完了形を用います。

よって、「彼は、お金持ちだったはずがない。」という意味を表す文は、
cannotの後ろに(現在)完了形の「have + 過去分詞」を置き、以下のようになります。

He cannot have been rich. 「彼は、お金持ちだったはずがない。」

この文で用いられている(現在)完了形は、
cannotの部分の「現在」という時に対して1つ古い時(この場合は「過去」)を表しています。

本来の継続、経験、完了(結果)という意味ではないので注意しましょう。

もう1度繰り返しますが、cannot have + 過去分詞「~だったはずがない」は、
「過去」の状態や動作を話し手が「今」推測していることを表します。


「助動詞 + 完了形」の形を作る助動詞で覚えるべきものは、
cannotの他に5個しかない
ので、形と意味を暗記してしまうこともできます。
 助動詞 + 完了形(must + 完了形[have p.p.])
must(助動詞) + 完了形「~だったにちがいない」について解説します。

「助動詞 + 完了形」とは、助動詞の後ろに現在完了形「have + 過去分詞」を置いた「cannot + have + 過去分詞」などのことです。

助動詞の後ろは、動詞の原形なので現在完了形「have + 過去分詞」のみが付きます。
過去完了形「had + 過去分詞」を置くことはできません。

なぜこのような形を用いるのかについて、ここではmust「~にちがいない」を使って解説していきます。

まず、mustのみを用いた以下の文をみてみましょう。

He must be rich. 「彼は、お金持ちにちがいない。」

この文には、主に2人の人が関わっています。
1人はお金持ちだと推測されている「彼」、もう1人はこの文を言っている「話し手」です。

そして、この文で話し手は、彼が「今」お金持ちであるということを、「今」そうであるにちがいないと推測しています。

まとめると、彼の「今」の状態を、話し手は「今」推測しています。

次に、以下の日本語の文を考えてみましょう。

「彼は、お金持ちだったにちがいない。」

今度は、少し違います。

この文では、話し手が「今」推測しているという部分は同じですが、
話し手は彼が「過去のある時点」でお金持ちだったということを推測しています。

まとめると、彼の「過去」の状態を、話し手は「今」推測しています。

これを、1つずつ英文に書き換えてみましょう。
まず、「彼はお金持ちだった。」はHe was rich.です。
そして、「彼は~にちがいない。」はHe must ~ です。

He must ~ の~の部分にHe was richを入れれば、
「彼は、お金持ちだったにちがいない」という文になります。

助動詞の後ろは動詞の原形なので、普通に考えると以下のようになります。

He must be rich.

ところが、これでは「彼は、お金持ちにちがいない。」という
彼の「今」の状態を推測している最初の例文と同じになってしまいます。

また、彼の「過去」の状態を表したいからといって、He mustの後ろにwasを置き、
以下のようにすることもできません(助動詞の後ろは動詞の原形です)。

He must was rich.

このように、助動詞の後ろには動詞の原形しか置けず、
過去形は使えないのでその代わりに(現在)完了形を用います。

よって、「彼は、お金持ちだったにちがいない。」という意味を表す文は、
mustの後ろに(現在)完了形の「have + 過去分詞」を置き、
以下のようになります。

He must have been rich. 「彼は、お金持ちだったにちがいがない。」

この文で用いられている(現在)完了形は、mustの部分の「現在(今)」という時に対して
1つ古い時(この場合は「過去」)を表しています。

本来の継続、経験、完了(結果)という意味ではないので注意しましょう。

もう1度繰り返しますが、must have + 過去分詞「~だったにちがいない」は、
「過去」の状態や動作を話し手が「今」推測しているということを表します。


「助動詞 + 完了形」の形を作る助動詞で覚えるべきものは、mustの他に5個しかないので、
形と意味を暗記してしまうこともできます。
 助動詞 + 完了形(助動詞[may, need not, should, ought to] + 完了形)
助動詞(may, need not, should, ought to) + 完了形について解説します。

1.may have + 過去分詞 「~だったかもしれない」

He may have been rich. 「彼は、お金持ちだったかもしれない。」

この文は、彼の「お金持ちだった」という「過去のある時点」の状態を「~かもしれない」と「今」推測しているということを表しています。

2.need not have + 過去分詞 「~する必要はなかった(のに)」

He need not have gone there. 「彼は、そこに行く必要はなかったのに。」

この文は、「そこに行った」という「過去のある時点」で彼が行った動作は
「必要なかった(のに)」と「今」指摘しているということを表しています。

3.should(ought to) have + 過去分詞 「~すべきだった(のに)」

He should have gone there. 「彼は、そこに行くべきだったのに。」
He ought to have gone there. ※上の文と意味は同じです。

この文は、「過去のある時点」で彼が「そこへ行く」という動作をすべきだったと、
話し手が「今」指摘しているということを表しています。

4.should not(ought not to) have + 過去分詞 「~すべきでなかった(のに)」

He should not have gone there. 「彼は、そこに行くべきではなかったのに。」
He ought not to have gone there. ※上の文と意味は同じです。

この文は、「過去のある時点」で彼が「そこへ行く」という動作をすべきでなかったと、
話し手が「今」指摘しているということを表しています。

これらの文の現在完了形は、may(need not, should, should notなど)の部分の「現在(今)」という時に対し、
1つ古い時(この場合は「過去」)を表しています。


本来の継続、経験、完了の意味ではないので注意しましょう。
 助動詞の慣用表現(助動詞の慣用表現[熟語])
助動詞の慣用表現は助動詞に他の語が付いたもので、
これまでに解説したの助動詞の意味とは全く異なる意味を持ちます。


そして、これらは熟語のようなものなので、それぞれ形と意味を暗記しておく必要があります。

ここでは、よく用いられる助動詞の慣用表現について1つずつ解説しています。

1.cannot ~ too … 「(どんなに)~してもしすぎることはない」

You cannot be too careful. 「あなたは、注意してもしすぎることはない。」

※be careful「注意する」

この慣用表現では、cannotの後ろにはbe動詞の原形のbe、tooの後ろに形容詞が置かれる形がよく用いられます。

2.may well 「たぶん~するだろう」「~するのももっともだ」

He may well tell a lie. 「彼は、たぶん嘘をつくだろう。」

She may well run away. 「彼女が逃げるのももっともだ。」

※run away「逃げる」

may wellを1つの助動詞と考え、その後ろに動詞の原形を置きます。

3.may as wll 「~するのも悪くない」

We may as well watch a movie. 「(私達は)映画を観るのも悪くない。」

may as wellを1つの助動詞と考え、その後ろに動詞の原形を置きます。

4.would rather ~(than … ) 「(…より)むしろ~したい」

I would rather eat fish. 「私は、むしろ魚を食べたい。」

そして、何かと比較して「…よりむしろ~したい」という場合は、
以下の例文のように比較対照を表すthan … を文の後ろに置きます。

I would rather eat fish than meat. 「私は、肉よりむしろ魚を食べたい。」

than … の部分は付けなくても大丈夫です。
その場合には、上の例文のようにただ「むしろ~したい」という意味になります。

5.would like to ~ 「~したい」

I would like to go fishing. 「私は、釣りに行きたい。」

would like toを1つの助動詞と考え、その後ろに動詞の原形を置きます。