数学検定準2級
【高校数学 A】 整数の性質
全10問 / 自然数は 1, 2, 3, … とします。
各問の「▼ 解答・解説」をクリックすると表示されます。
問1
合同式を利用して、20272026 を 12 で割った余りを求めなさい。
解答・解説
解答:1
解説
2027 ≡ −1 (mod 12) より、
20272026 ≡ (−1)2026 = 1 (mod 12)。
したがって、余りは 1 です。
2027 ≡ −1 (mod 12) より、
20272026 ≡ (−1)2026 = 1 (mod 12)。
したがって、余りは 1 です。
問2
合同式を利用して、3101 を 13 で割った余りを求めなさい。
解答・解説
解答:9
解説
33 = 27 ≡ 1 (mod 13) であり、101 = 3 × 33 + 2 なので、
3101 = (33)33 × 32 ≡ 133 × 9 = 9 (mod 13)。
33 = 27 ≡ 1 (mod 13) であり、101 = 3 × 33 + 2 なので、
3101 = (33)33 × 32 ≡ 133 × 9 = 9 (mod 13)。
問3
3n + 2 と 5n + 4 が互いに素になるような、120 以下の自然数 n は全部で何個ありますか。
解答・解説
解答:60 個
解説
2つの数の最大公約数を d とすると、
3(5n + 4) − 5(3n + 2) = 2 より、d は 2 の約数です。
n が偶数なら両方とも偶数なので d = 2。n が奇数なら両方とも奇数なので d = 1 です。
よって、1 から 120 までの奇数の個数 120 ÷ 2 = 60 個です。
2つの数の最大公約数を d とすると、
3(5n + 4) − 5(3n + 2) = 2 より、d は 2 の約数です。
n が偶数なら両方とも偶数なので d = 2。n が奇数なら両方とも奇数なので d = 1 です。
よって、1 から 120 までの奇数の個数 120 ÷ 2 = 60 個です。
問4
5n + 2 と 7n + 4 が互いに素になるような、100 以下の自然数 n は全部で何個ありますか。
解答・解説
解答:34 個
解説
最大公約数 d は、7(5n + 2) − 5(7n + 4) = −6 より 6 の約数です。
共通の素因数をもたない条件は、2 と 3 のどちらでも同時に割り切れないことです。
両方が 2 の倍数になるのは n が偶数のとき、両方が 3 の倍数になるのは n ≡ 2 (mod 3) のときです。
したがって n ≡ 1, 3 (mod 6)。
1, 7, …, 97 は 17 個、3, 9, …, 99 も 17 個なので、合計 34 個です。
最大公約数 d は、7(5n + 2) − 5(7n + 4) = −6 より 6 の約数です。
共通の素因数をもたない条件は、2 と 3 のどちらでも同時に割り切れないことです。
両方が 2 の倍数になるのは n が偶数のとき、両方が 3 の倍数になるのは n ≡ 2 (mod 3) のときです。
したがって n ≡ 1, 3 (mod 6)。
1, 7, …, 97 は 17 個、3, 9, …, 99 も 17 個なので、合計 34 個です。
問5
3 で割ると 1 余り、5 で割ると 2 余り、7 で割ると 3 余る自然数のうち、最小のものを求めなさい。
解答・解説
解答:52
解説
最初の2条件から n = 15k + 7 と表せます。
これを 7 で割った余りは k の余りと等しいので、k ≡ 3 (mod 7)。
k = 7t + 3 とおくと、n = 105t + 52(t は整数)。
正になる最小の値は t = 0 のときの 52 です。
最初の2条件から n = 15k + 7 と表せます。
これを 7 で割った余りは k の余りと等しいので、k ≡ 3 (mod 7)。
k = 7t + 3 とおくと、n = 105t + 52(t は整数)。
正になる最小の値は t = 0 のときの 52 です。
問6
4 で割ると 3 余り、5 で割ると 1 余り、9 で割ると 5 余る自然数のうち、1500 以下で最大のものを求めなさい。
解答・解説
解答:1391
解説
最初の2条件から n = 20k + 11。9 を法として、
2k + 2 ≡ 5、すなわち 2k ≡ 3 (mod 9)。
両辺に 5 をかけると k ≡ 6 (mod 9) なので、n = 180t + 131。
1500 以下では t の最大値は 7 であり、180 × 7 + 131 = 1391 です。
最初の2条件から n = 20k + 11。9 を法として、
2k + 2 ≡ 5、すなわち 2k ≡ 3 (mod 9)。
両辺に 5 をかけると k ≡ 6 (mod 9) なので、n = 180t + 131。
1500 以下では t の最大値は 7 であり、180 × 7 + 131 = 1391 です。
問7
5 で割ると 2 余り、7 で割ると 4 余る、500 以下の自然数は全部で何個ありますか。
解答・解説
解答:14 個
解説
n = 5k + 2 とおくと、5k ≡ 2 (mod 7)。両辺に 3 をかけて k ≡ 6 (mod 7) です。
よって n = 35t + 32(t は整数)。
1 ≤ 35t + 32 ≤ 500 より、t = 0, 1, …, 13。したがって 14 個です。
n = 5k + 2 とおくと、5k ≡ 2 (mod 7)。両辺に 3 をかけて k ≡ 6 (mod 7) です。
よって n = 35t + 32(t は整数)。
1 ≤ 35t + 32 ≤ 500 より、t = 0, 1, …, 13。したがって 14 個です。
問8
1次不定方程式 11x + 7y = 1 の整数解をすべて求めなさい。
解答・解説
解答:x = 2 + 7t, y = −3 − 11t(t は整数)
解説
1組の解は (x, y) = (2, −3) です。これをもとの式から引くと、
11(x − 2) = −7(y + 3)。
11 と 7 は互いに素なので、x − 2 は 7 の倍数です。x − 2 = 7t とおくと y + 3 = −11t。
したがって上の形で表せます。逆に、任意の整数 t を代入すると必ずもとの式が成り立ちます。
1組の解は (x, y) = (2, −3) です。これをもとの式から引くと、
11(x − 2) = −7(y + 3)。
11 と 7 は互いに素なので、x − 2 は 7 の倍数です。x − 2 = 7t とおくと y + 3 = −11t。
したがって上の形で表せます。逆に、任意の整数 t を代入すると必ずもとの式が成り立ちます。
問9
1次不定方程式 4x + 7y = 100 の、負でない整数解 (x, y) をすべて求めなさい。
解答・解説
解答:(25, 0), (18, 4), (11, 8), (4, 12)
解説
4 を法として 3y ≡ 0 (mod 4) より、y は 4 の倍数です。
y = 4t とおくと x = 25 − 7t。x ≥ 0, y ≥ 0 より t = 0, 1, 2, 3 です。
それぞれを代入すると、上の4組が得られます。
4 を法として 3y ≡ 0 (mod 4) より、y は 4 の倍数です。
y = 4t とおくと x = 25 − 7t。x ≥ 0, y ≥ 0 より t = 0, 1, 2, 3 です。
それぞれを代入すると、上の4組が得られます。
問10
1次不定方程式 5x + 7y = n が、ちょうど8組の負でない整数解 (x, y) をもつような自然数 n のうち、最小のものを求めなさい。
解答・解説
解答:245
解説
同じ n に対する2組の解では、5(x₁ − x₂) = −7(y₁ − y₂) です。5 と 7 は互いに素なので、異なる y の値は少なくとも 5 ずつ離れます。
8組の負でない整数解があるなら、最大の y は少なくとも 5 × 7 = 35。したがって n = 5x + 7y ≥ 245 が必要です。
n = 245 のとき、y = 5t、x = 49 − 7t となり、t = 0, 1, …, 7 のちょうど8組です。
よって最小の n は 245 です。
同じ n に対する2組の解では、5(x₁ − x₂) = −7(y₁ − y₂) です。5 と 7 は互いに素なので、異なる y の値は少なくとも 5 ずつ離れます。
8組の負でない整数解があるなら、最大の y は少なくとも 5 × 7 = 35。したがって n = 5x + 7y ≥ 245 が必要です。
n = 245 のとき、y = 5t、x = 49 − 7t となり、t = 0, 1, …, 7 のちょうど8組です。
よって最小の n は 245 です。
| x | 49 | 42 | 35 | 28 | 21 | 14 | 7 | 0 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| y | 0 | 5 | 10 | 15 | 20 | 25 | 30 | 35 |