数学検定4級

計算技能 第5回

問1次の問いに答えなさい。

全長が14kmのコースを,スタートからA地点までは自転車で進み,A地点からさきは自転車を降りて走ります。自転車の速さが毎時15km,走る速さが毎時6kmのとき,スタートからゴールまで1時間20分かかりました。

自転車で進んだ道のりを求めなさい。

全長 14km 自転車 毎時15km 走る 毎時6km x km y km スタート A地点 ゴール
答え:km
▼ 解答・解説

答え:10 km

自転車で進んだ道のりを \(x\) km,走った道のりを \(y\) km とします。1時間20分 \(=\dfrac{4}{3}\) 時間 なので,

\[ \begin{cases} x + y = 14 \\[4pt] \dfrac{x}{15} + \dfrac{y}{6} = \dfrac{4}{3} \end{cases} \]

下の式の両辺を30倍すると \(2x + 5y = 40\)。

上の式を2倍した \(2x + 2y = 28\) との差をとると \(3y = 12\),よって \(y = 4\)。

\(x = 14 - 4 = 10\)

(確かめ)\(\dfrac{10}{15} + \dfrac{4}{6} = \dfrac{2}{3} + \dfrac{2}{3} = \dfrac{4}{3}\) 時間 = 1時間20分

問2上の問いの続きです。

走った道のりを求めなさい。

答え:km
▼ 解答・解説

答え:4 km

問1の連立方程式を解くと \(x = 10,\ y = 4\)。

走った道のりは \(y = 4\) km です。

問3次の問いに答えなさい。

峠をはさんで14000m離れたA,B両地がある。A地からB地まで行くのに,A地から峠までは時速3km,峠からB地までは時速5kmで歩いて,全体で4時間かかった。

このとき,A地から峠までは何kmか求めなさい。

峠 A地 B地 時速3km x km 時速5km y km 14000m
答え:km
▼ 解答・解説

答え:9 km

A地から峠までを \(x\) km,峠からB地までを \(y\) km とします。14000m \(= 14\) km なので,

\[ \begin{cases} x + y = 14 \\[4pt] \dfrac{x}{3} + \dfrac{y}{5} = 4 \end{cases} \]

下の式の両辺を15倍すると \(5x + 3y = 60\)。

上の式を3倍した \(3x + 3y = 42\) との差をとると \(2x = 18\),よって \(x = 9\)。

(確かめ)\(\dfrac{9}{3} + \dfrac{5}{5} = 3 + 1 = 4\) 時間

問4上の問いの続きです。

峠からB地までは何kmか求めなさい。

答え:km
▼ 解答・解説

答え:5 km

問3より \(x = 9\) なので,\(y = 14 - 9 = 5\)。

峠からB地までは 5 km です。

問5次の問いに答えなさい。

Bさんは8時に家を出発して,2400mはなれた学校へむかいました。はじめは毎分60mの速さで歩いていましたが,遅刻しそうになったので,途中から毎分160mの速さで走ったら,学校には8時25分に着きました。

歩いた道のりを求めなさい。

2400m 歩く 毎分60m 走る 毎分160m x m y m 家(8時) 学校(8時25分)
答え:m
▼ 解答・解説

答え:960 m

歩いた道のりを \(x\) m,走った道のりを \(y\) m とします。かかった時間は25分なので,

\[ \begin{cases} x + y = 2400 \\[4pt] \dfrac{x}{60} + \dfrac{y}{160} = 25 \end{cases} \]

下の式の両辺を480倍すると \(8x + 3y = 12000\)。

上の式を3倍した \(3x + 3y = 7200\) との差をとると \(5x = 4800\),よって \(x = 960\)。

(確かめ)\(\dfrac{960}{60} + \dfrac{1440}{160} = 16 + 9 = 25\) 分

問6上の問いの続きです。

走った道のりを求めなさい。

答え:m
▼ 解答・解説

答え:1440 m

問5より \(x = 960\) なので,\(y = 2400 - 960 = 1440\)。

走った道のりは 1440 m です。

問7次の問いに答えなさい。

周囲が3600mの池があります。この池のまわりを,AとBが同じ地点から同時に出発して歩きます。反対の方向にまわると12分後に出会い,同じ方向にまわると,Aは60分後にBにはじめて追いつきます。

Aの速さは毎分何mですか。

池 周囲 3600m 出発点 A B
反対の方向にまわるとき
答え:毎分m
▼ 解答・解説

答え:毎分 180 m

Aの速さを毎分 \(x\) m,Bの速さを毎分 \(y\) m とします。

反対方向にまわって出会うとき,2人の進んだ道のりの和が池の周囲に等しくなります。

同じ方向にまわってAがBに追いつくとき,2人の進んだ道のりの差が池の周囲に等しくなります。

\[ \begin{cases} 12x + 12y = 3600 \\[4pt] 60x - 60y = 3600 \end{cases} \quad\Longrightarrow\quad \begin{cases} x + y = 300 \\[4pt] x - y = 60 \end{cases} \]

2式をたすと \(2x = 360\),よって \(x = 180\)。

問8上の問いの続きです。

Bの速さは毎分何mですか。

答え:毎分m
▼ 解答・解説

答え:毎分 120 m

問7より \(x = 180\) なので,\(x + y = 300\) から \(y = 300 - 180 = 120\)。

(確かめ)同じ方向:\(60 \times 180 - 60 \times 120 = 10800 - 7200 = 3600\)

問9次の問いに答えなさい。

ある列車が,1200mの鉄橋を渡りはじめてから渡り終わるまでに60秒かかった。また,この列車が2200mのトンネルに入りはじめてから出てしまうまでに100秒かかった。

この列車の長さを求めなさい。ただし,列車の速さは一定とします。

鉄橋 1200m 渡りはじめ 渡り終わり 列車 x m 先頭が進む道のり 1200 + x(m)
答え:m
▼ 解答・解説

答え:300 m

列車の長さを \(x\) m,列車の速さを秒速 \(y\) m とします。

鉄橋を渡りはじめてから渡り終わるまでに列車が進む道のりは「鉄橋の長さ+列車の長さ」です。トンネルの場合も同様に「トンネルの長さ+列車の長さ」になります。

\[ \begin{cases} x + 1200 = 60y \\[4pt] x + 2200 = 100y \end{cases} \]

下の式から上の式をひくと \(1000 = 40y\),よって \(y = 25\)。

上の式に代入して \(x + 1200 = 1500\),よって \(x = 300\)。

問10上の問いの続きです。

この列車の時速を求めなさい。

答え:時速km
▼ 解答・解説

答え:時速 90 km

問9より,列車の速さは秒速 25 m です。

1時間は 3600 秒なので,\(25 \times 3600 = 90000\) m \(= 90\) km。

よって 時速 90 km です。