数学検定4級

計算技能 第5回

連立方程式の利用 ― 速さ・道のり・時間

全10問・番号と順番は固定です。各題材の条件を読んで答えましょう。
▼をクリックすると、解答・解説を確認できます。

問1・問2 自転車とランニング

全長18 kmのコースを、スタートからA地点までは自転車で進み、A地点からゴールまでは走りました。自転車の速さは時速18 km、走る速さは時速9 kmで、合計1時間20分かかりました。
※途中で休まず、それぞれの速さは一定とします。

問1自転車で進んだ道のりは何kmですか。

解答・解説

答え:12 km

自転車で進んだ道のりを x km、走った道のりを y kmとします。1時間20分=43時間です。

x+y=18
x18+y9=43

時間の式の両辺を18倍すると、x+2y=24。ここから x+y=18 を引くと、y=6。よって、x=18−6=12。

したがって、自転車で進んだ道のりは 12 km です。

問2走った道のりは何kmですか。

解答・解説

答え:6 km

自転車で進んだ道のりを x km、走った道のりを y kmとします。1時間20分=43時間です。

x+y=18
x18+y9=43

時間の式の両辺を18倍すると、x+2y=24。ここから x+y=18 を引くと、y=6。よって、x=18−6=12。

したがって、走った道のりは 6 km です。

問3・問4 峠を越える道

A町から峠を通ってB町へ行く道のりは20 kmです。A町から峠までは時速4 km、峠からB町までは時速6 kmで歩き、合計4時間かかりました。
※途中で休まず、それぞれの速さは一定とします。

問3A町から峠までの道のりは何kmですか。

解答・解説

答え:8 km

A町から峠までを x km、峠からB町までを y kmとします。

x+y=20
x4+y6=4

時間の式の両辺を12倍すると、3x+2y=48。道のりの式を2倍した 2x+2y=40 を引くと、x=8。よって、y=20−8=12。

したがって、A町から峠までの道のりは 8 km です。

問4峠からB町までの道のりは何kmですか。

解答・解説

答え:12 km

A町から峠までを x km、峠からB町までを y kmとします。

x+y=20
x4+y6=4

時間の式の両辺を12倍すると、3x+2y=48。道のりの式を2倍した 2x+2y=40 を引くと、x=8。よって、y=20−8=12。

したがって、峠からB町までの道のりは 12 km です。

問5・問6 駅まで歩いて走る

家から駅までの道のりは2400 mです。午前8時に家を出て、はじめは分速60 mで歩き、途中から分速180 mで走ったところ、午前8時24分に駅に着きました。
※途中で休まず、それぞれの速さは一定とします。

問5歩いた道のりは何mですか。

解答・解説

答え:960 m

歩いた道のりを x m、走った道のりを y mとします。かかった時間は24分です。

x+y=2400
x60+y180=24

時間の式の両辺を180倍すると、3x+y=4320。道のりの式を引くと、2x=1920 なので x=960。よって、y=2400−960=1440。

したがって、歩いた道のりは 960 m です。

問6走った道のりは何mですか。

解答・解説

答え:1440 m

歩いた道のりを x m、走った道のりを y mとします。かかった時間は24分です。

x+y=2400
x60+y180=24

時間の式の両辺を180倍すると、3x+y=4320。道のりの式を引くと、2x=1920 なので x=960。よって、y=2400−960=1440。

したがって、走った道のりは 1440 m です。

問7・問8 湖のまわりで出会う

1周10 kmの湖のまわりを、AさんとBさんが同じ地点から反対方向に自転車で進みます。同時に出発すると30分後に初めて出会います。AさんがBさんより10分遅れて出発すると、Aさんの出発から24分後に初めて出会います。
※途中で休まず、それぞれの速さは一定とします。

問7Aさんの速さは時速何kmですか。

解答・解説

答え:時速8 km

Aさんの速さを時速 x km、Bさんの速さを時速 y kmとします。出会うまでに進んだ道のりの合計は10 kmです。遅れて出発する場合、Aさんは24分、Bさんは34分進みます。

3060x+3060y=10
2460x+3460y=10

1つ目の式から x+y=20。2つ目の式を30倍すると、12x+17y=300。ここから 12x+12y=240 を引くと、5y=60。よって、y=12、x=8。

したがって、Aさんの速さは 時速8 km です。

問8Bさんの速さは時速何kmですか。

解答・解説

答え:時速12 km

Aさんの速さを時速 x km、Bさんの速さを時速 y kmとします。出会うまでに進んだ道のりの合計は10 kmです。遅れて出発する場合、Aさんは24分、Bさんは34分進みます。

3060x+3060y=10
2460x+3460y=10

1つ目の式から x+y=20。2つ目の式を30倍すると、12x+17y=300。ここから 12x+12y=240 を引くと、5y=60。よって、y=12、x=8。

したがって、Bさんの速さは 時速12 km です。

問9・問10 列車と鉄橋・トンネル

ある列車が一定の速さで走っています。長さ960 mの鉄橋に先頭が入ってから最後尾が出るまで48秒、長さ1560 mのトンネルに先頭が入ってから最後尾が出るまで72秒かかりました。
※途中で休まず、それぞれの速さは一定とします。

問9列車の長さは何mですか。

解答・解説

答え:240 m

列車の長さを x m、速さを秒速 y mとします。完全に通過するまでに先頭が進む距離は「鉄橋やトンネルの長さ+列車の長さ」です。

48y=960+x
72y=1560+x

2つの式の差をとると、24y=600 なので y=25。したがって、x=48×25−960=240。秒速25 mを時速に直すと、25×3600÷1000=90 km/時。

したがって、列車の長さは 240 m です。

問10列車の速さは時速何kmですか。

解答・解説

答え:時速90 km

列車の長さを x m、速さを秒速 y mとします。完全に通過するまでに先頭が進む距離は「鉄橋やトンネルの長さ+列車の長さ」です。

48y=960+x
72y=1560+x

2つの式の差をとると、24y=600 なので y=25。したがって、x=48×25−960=240。秒速25 mを時速に直すと、25×3600÷1000=90 km/時。

したがって、列車の速さは 時速90 km です。